◆「さくらふ写真」の由来
さくらふ写真の「らふ」には、
「laugh」=「笑う」という意味ともうひとつ、「rough」という意味も込めています。
もうひとつの「rough」は、
「ざらざらとした」「でこぼこの起伏がある」「粗い」という状態を表したり、
「未完成のもの」「下書き」という意味もあるのですが、
この”ラフさ”、みたいな意味の方に私は想いを込めている部分が多いです。
まず家族写真を撮る中で何を軸としたいか考えたときに、一番はとびっきりのすてきな笑顔を残してあげたい!
「笑顔」というパワーワードを軸に置きつつ、、
きっと今目の前で笑ってくれている人も、
笑顔でいられない瞬間がある。
そんなことを忘れないようにしたいなと。
生きていく中で、
悩みが何にもない人はいないと思います。
苦しい問題を抱えている人もいると思います。
私の仕事は、
酸いも甘いもある人生の中でも、比較的かなり幸せな側面にフォーカスできるお仕事です。
お祝いの席、人が集まる場所、何かの節目。
みんなが「きっと良い日になるよね!」と期待しているような日に撮影をすることが多いです。
だからこそ、
幸せな側面以外の現実から目を背けてはいけないと考えています。
もちろん、限られた時間の中でご家族のすべてを知るのは難しいし、そもそも詮索したいという意味ではなく、
そもそも世の中規模でいったら、出張撮影をわざわざ雇ったりしない人達の方が断然多くいて、
不要不急のアクティビティを楽しむ余裕のない方もいるはず。
私が何か大それたことができるわけじゃないけど、
ただそういう意識を、いつも心の片隅に置いておくだけでも、
出会った人への寄り添い方、接し方に違いが出てくると思っています。
少なくとも自分自身の撮影に臨む意識は変わってきます。
目の前の撮影時間を全力で楽しむことも大事だけど、
ときたま少し一歩下がって、
今自分が担っているお仕事の立ち位置みたいなとこを俯瞰することも必要だと感じています。
きっと色々ある日々の中で、
今日1日が、今この一瞬が、少しでも幸せな瞬間として残せたらいいな〜・・
そう思ったら、
写真を撮る目的は「きれいな写真を残すこと」自体よりも、「撮影時間を楽しんでもらうこと」の方がより本質的だと、私の中では腑に落ちます。
楽しんでもらった上で、、
楽しい思い出が残せた上で!
結果的にきれいな写真が残せたら何よりです。
写真はそれ自体でも視覚で捉えられるという点においてもインパクトがありますが、
そこに実際に、自身が経験した思い出が重なることで、より強い印象を残す機能があると思います。
どうせ残すなら、楽しい思い出がいいなと。
10年先も20年先もつい見返したくなるような、
そんな写真を残せるように。
きれいな日常だけじゃない、
粗さももあるのが暮らしのリアル。
より手触り感のある日常に近い形で、
飾らない家族写真を撮っていける存在でありたい。
そんな想いを込め、さくらふ写真という屋号をつけました。
読んでくださった方、いつも本当にありがとうございます^^
こうして改めて言語化してみて、さくらふ写真として生業を営んでいくことの意義を再認識できました。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします!
最後に可愛いうさぎさんの写真をっ。