◆母業1年目を経て
我が子、現在1歳2ヶ月になりました。
ちょうど1歳になる頃に長野へ移住したのですが、
バタバタの中で我が子は急成長していて。
気候の変化やら、保育園やら、
新しい環境にどんどん適応していく姿を見て、
ただ感心というより、
ふと、「私も、がんばったよな」と。
産後1年って、
本当に体の変化が著しいし生活もガラっと変わるし、
そんな中でぼちぼち仕事も続けながら、
よくぞここまで育て上げた!!!
と、、
なかなか周りに褒められることが少ないのがママ業だなぁというのも身に染みているので、
まずは自分でこの1年がんばった自分を褒めまくろうと思います。
みなさんも、ふとした瞬間に、
じぶんを褒めてあげてほしいなぁ〜
そして、
後にも先にもない第一子と向き合ったこの貴重な1年間を、
せっかくだから備忘録つけておきたい!
と思い、ブログに書くことにしました。
これから子育てする方にとって、
拙いですが一経験談として参考になれば幸いです。(布おむつとかBLWに興味ある方など)
そして、
ママって孤独だよなーどうにかしたいなーと思うことや、
ワークライフバランスについてなど、
この1年で色々模索した考えもお話しています。
もし機会があれば、ぜひ同じように模索している方とも意見交換とかしてみたいなぁ。
(「ママ」と記載している箇所はご家庭によっては「パパ」、それかパパママ以外の保護者の方かもしれません。便宜上、ママで統一させていただきます。書いていると言葉選びに困ってしまい、堅苦しく一応前置きさせてもらいます!)
1歳までの子育て備忘録
我が子には、
主体的に自分の人生の舵をとっていけるように
そして本当の意味での自由な人に育ってほしいと願い、
そのためにこの選択肢はいいかも?
と思ってトライしたのが「布おむつ」や「BLW」というもの。
と、こんな話をすると自然派育児ですね!と言われそうですが、
あんましそういう手段にこだわってるわけでもなく、
めちゃくちゃ情報収集したわけでもないので、
あくまで個人的な体験談としてお話します。
布おむつ、おむつなし育児
(おむつカバーと肌着を同じ生地で作りました!)
まず、布おむつは生後2ヶ月頃からスタート。
そして産前から気になっていたおむつなし育児。
小さい頃よく読んでもらっていた絵本「うんちがぽとん」という本があります。
私の中で結構印象に残ってるシーン、
まだでないまだでないまだでない・・・・・でたー!
大人は平気で排泄したいタイミングでできるけど、
こどもって最初はおトイレしたくてもできないことがあるのかーって、
なんかおもしろいなーって妙に納得した覚えがあります。
あと、
私自身もふんどしパンツに布ナプキンを使うようになってから
近年生理が本当に楽ちん軽くて、
排泄系のことはちゃんとしてあげたい!という思いがありました。
布ナプキン使ったことある人はわかるとおもうのですが、、
本当にびっくりするくらい心地よくないですか?!
私はふわっふわのおふとんみたいなんです。
我が子も紙より布のほうが気持ちいだろうなーとおもうと、
できるだけ布でいこうと思えます。
おまるは怪しい海外サイトで安く買ったら見事にボラれて一向に届かず。笑
あまりの悔しさに再購入はせずに、しばらく100均一で買った手桶で代用。
(結果、これで1歳までいけた!)
親としてはちょっと感動するくらい、
わりと早い段階で、
「ちーとっと〜」「うんぱっぱ〜」の合図でおむつの外で排泄できるようになりました。
みているこちらが快!すっきりします。
まだ自分からトイレ行く!ということはできないけど、
おまるに座らせるとしてくれたり、
おむつなしのすっぽんぽんで放置しておくとどこかしらになにかしらが落ちてます。笑
お掃除や洗濯の大変さも、
最初は無理せず疲れたら紙おむつにして、
今ではオペレーションに慣れたので全然苦ではなくなりました。
いよいよ本物の(笑)ほーろーおまるを先日買って、
気持ち新たにおむつ外れにむけてがんばりたいなって思ってます。
なにより生後半年までの頃は、ゆるゆるうんちで洗い物が少し面倒だったけど、
離乳食が始まり固形うんちになってからはずいぶんと楽になりましたね。
(おまるで踏ん張る図。いろんな表情みせてくれるのでほんとおもしろいですよ!笑)
最初から手づかみ食べで
お次はそんな離乳食について。
乳を離れるための食事ではなく、
あくまで足りない栄養を補完するというスタンスで、
補完食という考え方に共感しまして。
そして、個人的にぐちゅぐちゅした食べ物が苦手で、かつ調理が面倒なのでやりたくないなーと思ってたので、
俗に言うBLW(赤ちゃん主導の食事法)というスタイルで、
最初から素材そのものを食べさせてみました。
はじめてのお食事はさつま芋。
ふかしたさつまいもを、ちいちゃな手に握らせると、それはそれは大事そうに両手でもってもぐもぐ・・・。
この時期の食べ方、、、ほんとうにかわいかったなぁ。。
最初は(最初はね)遊び食べることも少なく、
とにかく美味しそうにもぐもぐしている姿を見ると、不思議な幸福感を感じます。
ぐちゅぐちゅした離乳食より、
食べ物の見た目や形、感触とかも楽しめるから、
なんでも興味津々に嬉しそうに食べてくれました。
おにぎりも、
最初はぐーで握りつぶしちゃってしたのが、
だんだん指先を使って器用に2、3粒の米粒の塊を摘めるようになっていたり。
正直、片付けはめちゃくちゃ大変です。笑
いまではスープの器をひっくり返したり、スプーンを投げ飛ばしたり、頭の上に米粒をかけられたり(いじめ泣)。。
とかなり派手にやられていてしょっちゅう喧嘩してますが、
本人の意思にまかせて色々やらせてみると、
興味深い成長過程の発見がたくさんあります。
手先が器用になったらいいなと思うのは、
物をすぐ買う人=消費する人より
じっくり時間をかけて創れる人
になってほしいなぁ(私自身もそうなりたい)、
という親の勝手な願いもあるので、
食べることを始め、いっぱい楽しく五感を刺激していけたらいいな。
少しづつ野生児に・・・
我が子は好奇心旺盛で
なんでもじぶんでやってみたい!が強いので(両親の遺伝子的にも)、
寝返りができた頃から
いろんな場所にぽいっ置いてみたり、
抱っこしてあげましょうね〜という時間よりも
自由にやってみろ!という時間がはるかに長かったと思います。
狭いアパートの中で、
たくさんの障害物にぶつかりながら果敢に机の上によじ登ろうとしたり、
椅子から転げ落ちることも多々あったけど、
よほどの大きな危険がなければ、
やらせてみてました。
そして、
たくさん旅好きな親に振り回され、
たくさん電車に乗って、野山に放たれて、
我が子はとても強くなっていきました。(特に体幹!笑)
私はニュータウン育ちですてきな自然はいっぱいあったけど、
THE森という場所ではなかったし、
たぶん危険は少なめな自然の中で育ったので、
もう少しがっつり自然に近い暮らしをしながら、
私も我が子と一緒に自然との付き合い方を学んでいきたいなと思ってます。
幸い、長野に越してから、
山野草探しとか、登山とか、
素晴らしい環境が今目前にあるので、
今までやりたかったこをどんどん叶えていける期待でワクワクしています。
息つく暇がなくなった
産後って時間はたっぷりあるはずなのに、
なぜか!なぜか忙しいんですよね!
洗い物、食べこぼしの掃除、おむつ替え、寝かしつけ、の繰り返し。
特にハイハイが始まった頃から急速に息着く暇がなくなったというか、
呼吸が浅くなっちゃうんですよね。
酸欠状態になってしまい、授乳による貧血で常にくらくら。
ふぅ・・とようやく一息付こうとした矢先、
また次から次へとタスクが舞い込んでくる不思議・・!
だけどこれがまた不思議なことに、今ではそんな生活にもすっかり慣れてしまって。
(どこまでもついてくる頃の)
保育園に預けることである程度じぶんの時間も作れるようになったのに、
常に「次にやること、なんかあるかしら?」って探してて、
そうそう、うちのかあちゃんっていつも座ってなかった、というか止まってられないのかなってくらい、
家の中でひとつ作業が終わると、また次の作業を探しにいってたなぁと。
そんな母の姿に、自分がいつの間になってました!
そうか、私も母なのか。と変に納得。
ワーキングママってなんであんなにタフなの?
どこにそんな時間あるの?!
って疑問だったけど、
産後のある一線を越えるとパワーアップしちゃうんだろうなって、
環境が女性を強くさせてしまうのだろうなと。
そんなママとしてのキャリアアップの兆しみたいなのがすこぉ〜し見えてきたような気がしています。
しかし、
そんな強くなってしまった女性にも、心の拠り所というのはきっと必要だと思うのです。
ママの孤独の緩和
私はもともと東京で生まれ育ったし、
知り合いは東京に多いのですが、
そもそも東京で暮らす意味というのを全く感じておらず、
会いたい人には距離関係なくいつでも会えると思ってました。
東京だけでなく、静岡やら各地にできた友達を目指してしょっちゅう旅しているので、
これからもそうした関係性を大切にしていけば問題ない!と。
しかしいざ子育てが始まると、
近くに気軽に会える友達がいないのはちょっと寂しいかな・・と思ったりします。
学生のときみたく、どーでもいい話をゲラゲラ笑いながらしたい!って思うことがあります。
でも、
私の場合は恐らく、友達との距離の問題ではないようです。
例え近くに友達が住んでいても、
はたまた遠くの友達とビデオ通話ができるとしても、
友達といっても気は遣うものだし、
相手も生活があるし、忙しいかも、、と思うと気軽に連絡取りづらかったり。
まったく気を遣わずにいられる相手って、家族だって多少気は遣うし、案外すごく限られていて、相方(夫)くらいかも、、と最近思います。
いつだか野外保育園の先生が教えてくれた話なのですが、
人間の赤ちゃんだけなぜ大きな声で泣くのでしょうか?
野生動物が大きな声出しちゃったら、すかさず強者に食われてしまいますよね。
それはもともと人間が集団で暮らしてきた種族であって、
ママ以外のだれでもいいから求めて呼んでいたからではないか?
と言われてるそうです。
今では核家族が増えて、
ママしか常に近くにいない状況の家庭が増えたから
「やっぱりママがいいよねー!」
「ママじゃないと泣き止まないもんねー」
というのが通説になってしまった。
これってほんとママの精神的負担になってると私はおもうんです。
自分が母親になって痛感した点です。
確かにこどもにとってママが一番なのは嬉しいことだけど、
泣き止まないときとか、
いざというときに全部ママ頼みになるって、
ほんとママにとってはしんどい!
おっぱい以外はママ以外でもできるっていうけど、
結局抱っこもあやすのも
ママが一番上手にできちゃうからママがやる
ってパターンの家庭は少なくないはず。
私は、すべての家庭内の平和をひそかに願っています。
そのために
家族写真が何かきっかけの一つになればいいなと思っているし、
もっとママの孤独の緩和のためにできることないかなぁ
と最近考えてます。
そういった点からも、
まず自分自身が子育てをして、
ある種の孤独を感じてみるという実経験を積むことができてよかったなぁと感じています。
自分が当事者になった瞬間、
私だったらどうしてほしいか?
たとえばどんな場所、サービスが欲しいかなどを想像することが、
この先の私のやりたいことに繋があるヒントになっていくと思います。
ワークライフバランスを考える
最後に。
子育て、移住、と色々と生活が変わったこの1年ですが、
ワークライフバランスという点に置いて、
自分はどうしていきたいのか?
じっくり向き合えた1年でもありました。
どうしても赤ちゃん期は
こどもの側にいなくてはならない時間が必然的に長くなる期間だけど、
余裕のできたときにでも、
少し先の成長を見越して、こどもとの関わり方を考えていくことはとても大切だと思います。
我が子を可愛すぎるあまり
頭の中が我が子オンリーになってしまう危険性や、
こどもを理由にやりたいことを諦めて
我が人生を疎かにしてしまうことはしたくないなと。
私も好きでこの仕事をしているのだし、
撮影予約が入ればやっぱり嬉しいし、
いつもより少ないとちょっと寂しいです。
だけど、
毎日新しい料理に挑戦したり、
我が子と散歩や登山を楽しんだり、
そんな今の暮らしを差し置いて、
結婚前のペースで仕事をしたいかと聞かれると、それは明らかにちがうなーと。
長野に越してからも、
東京や静岡のリピーターさんからお声かけいただくと本当に嬉しく、やりがいを感じますし、
撮影件数よりどれだけ大切にしたい縁を繋げていけるか、
ということに価値をおきたい人間なんだな私は、
と思うと、自然と焦りは消えていきます。
仕事と家庭のバランスとは良く言いますが、
そもそも生活というは仕事と家庭というざっくり2つのカテゴリーだけで分類できるものじゃないし、
だから自分はどんな暮らしを望むのか、細かい希望をどんどん出していくといいんじゃないかなって思っています。
生後半年くらいのとき、相方の育休が終わって、
どうやったら私一人でこの子を見ながら家で仕事するんだ、、、
と絶望しかけたけど、
相方とお互いの理想の暮らしについてよくよく話し合うことで、
自分が納得できる暮らし方や、働き方に近づいていけるのではと考えています。
(まだまだ実践中・・・)
そうそう、我々夫婦はめんどくさいくらいに住みたい場所にこだわりがあって、
こんな家に住みたい、森との距離感はこれくらいで、標高はこれくらい、近くに川があって、、、
などとニッチな希望を挙げあっては、
なかなか理想通りにはいかないよなぁ、、、と悶々とする日々だったのですが、、だったのですが、、!
ななんとついに!
妥協することなく二つ返事で住みたい!!と思えるおうちと出会ってしまったんです。
ついこないだ!
この記事執筆中の出来事で、思わず追記しちゃいました。
正直、こんな早く一つの夢が叶うと思ってなくて、、
胸の高鳴りが抑えられず、まだ信じられないです、、。
それもやっぱり人と人との縁から繋がったお話で、、
ありがたい限りなのですが、
やっぱり自分たちの希望を妥協せずに言い続けてよかったと心から思えます。
「思うは招く」という植松努さんの言葉を、やはり大切にしていこうと思います。
また落ち着いたら新しい場所での暮らしについてもお話できたらと思ってますので、
ぜひ、楽しみにしていてください!
こんなにだらだら長い文章を最後まで読んでくれた方、
本当にありがとうございます。
それでは!