◆3月4月の振り返り
春シーズンの御礼
突然ですが、みなさんは去年の春、どんな風に過ごしてたか覚えてますか。
得体の知れないコロナがやってきて、正直見えない不安が世の中に蔓延していた頃。
そういえば、私も1ヶ月以上撮影を自粛していました。
日本のソウルイベントお花見まで自粛自粛と言われ、 家族写真の繁忙期にも関わらず、 なんだかやたらのんびり散歩ばっかしてた春だったな〜と。
まだ不安も続くご時世ではあるけど、
そのときに比べたら、結構前に進んだんじゃないかな〜と感じた今年の春。
無事に一つ一つのご依頼を承ることができて、沢山の出会いに恵まれ、いつも以上にありがたみを感じたシーズンとなりました。
やっぱり、
少しでも成長した感覚ってのを感じる機会が多い方が、日々のモチベーションを保ちやすいと思うんですよね。
過去の自分と比べたら、今の自分って、ちょっとはマシになってる気する・・・くらいのレベルでも良くて。
私は毎日の日記を書くことや、こうした振り返りブログを書くことは、未来の自分のためでもある。
と思うと、ゆるくさぼりつつ、それでも続けることができています。
同じように、「写真」も今を記録しておく方法の一つだから、 私が撮影で提供できる価値とは、すごく長い時間をかけて持続し得る価値なのかもしれない。
ご依頼をくれた方々が、 自分や自分の家族の未来の為に写真を残したいと言ってくれるその気持ちに、これからもちゃんと丁寧に寄り添いたい。
と改めて実感できた春でした。
3月4月の出会い
最近、作品集ページのデザインをほんの少し変えまして、少しみやすくなったんじゃないかと思います。
▼PC版
▼スマホ版
ということで、ひな祭りや桜シーズンの撮影をいくつかご紹介させていただきます。
家族から受け継いだ想い
最後に少しだけ私の家族の話を。
先日、叔父さんが私の母ちゃんの小さい頃のアルバムを持ってきてくれました。
それはそれはTHEレトロな白黒写真たち。
おじいちゃんやおばあちゃんが撮影したであろう写真等、一枚一枚びっくりするくらい素敵すぎて、もうただただ感動。
もちろんフィルムカメラの時代、シャッターを一度切るのにじっくりじっくり時間をかけたんだろうなぁと、撮ってる人の気持ちも伝わってくるような、言葉で表せない深みのある写真ばかり。
そこから何を感じたのか、まだ整理しきれてない部分があるけど、とにかく見て幸せな気持ちになる写真が並んでました。
つい最近、祖父母が写真を撮るのがすごく好きだったと聞いて、なんだか嬉しく思ったんです。
私のとうちゃんが、運動会やらテニスの試合やら多忙なサラリーマンなはずが必ず行事ごとにはいつも大量の写真を撮ってくれてたことは記憶にあったけど、祖父母の話は知らなかったので、
遺伝子ってやっぱ繋がってるものなんだなぁと。
私は自分の家族が大好きだし、
家族が残してくれた家族写真を見て、今いる自分は色々な人に支えられ生かされてきたのだと知ることができます。
今自分がやっている仕事は、そういう気づきを与えることができる可能性を持ってるのだと思うと、背筋がピンっとなります。
そんな祖父母が使ってたカメラは、叔父さんの手元へ渡り、そして最近私がフィルムカメラを始めたと知り、その往年の名機カメラをお借りできる運びとなりまして。
その時代、良いものだと家が1軒経つほどのお値段だったというカメラ。
そこまでして、プロになるわけでもなく、家庭用にカメラを買い、残したい価値とはなんだったのだろう。
今年の抱負にも掲げた「自分の色を出す」という目標。
受け継がれてきた大切なカメラ、
そして昨年から作例撮りをさせてもらっているサンライズカメラさんでも、使ったことのないフィルムカメラやオールドレンズにも沢山チャレンジさせてもらえるありがたい環境をいただけているので、
写真ともっと真摯に向き合い、枠を越えて、表現力を高めていきたいなと思います!