2025年の抱負
みなさま、体調いかがお過ごしですか?
全国各地から体調不良の報せを聞く年明けですね・・。
くれぐれもご無理なく、お大事に。
さて、今年も毎年恒例の抱負ブログです。
昨年は大往生でありました祖母が102歳で亡くなりました。
そして新年明けてまもなく、猫のさくらが突然亡くなりました。
我が子が加わり賑やかになった家族の輪の中で、
終わっていく命もあること。
私も30代を過ぎ、
どうやって歳を重ねていきたいかをなんとなく考えるようになってきました。
ふと、相方がたまに口にする話を思い出しました。
古びた地方鉄道がついに引退すると聞くと、
普段閑散としていた駅に突然押し寄せる人たちがいる。
みんな引退列車の去り際にノスタルジーを感じて惜しむ声をあげるけど、
ならもっと、現役のうちに乗ってあげてほしい。
大切にしている人、もの、景色、
当たり前にあるうちに堪能しましょうよ、と。
肌のハリが減り、シワが増えていくことは避けられないけど、
好きなものに囲まれて、誰かを愛して、豊かな人生にしていきたいものです。
そんな風に思わせてくれる家族に感謝しています。
家族が繋いでくれたこの命、今を生きる者の一人として、まだまだ続いていく人生をまっとうしていこうと思います。
去年の振り返り
去年は、人生の節目となるようなイベントが目白押しでした。
・2月 ヨーロッパ旅
10ヶ月の我が子連れて4ヶ国巡る列車旅。
改めて行けてよかった!素晴らしい体験ができました。
・5月 相方転職・長野移住
新しい環境で大変なこともあるけど、日々成長。
家族で移住して本当によかったと思います。
・9月 結婚式
遅ればせながら挙式を挙げました。
相方と出会った場、思い入れのある場所で、大好きな人たちと過ごした時間は一生の思い出です。
・10月 山暮らしスタート
年内2回目の引越し。
最初は少し夜泣きがあったけど、我が子もうさぎもすぐ新しい家に馴染んで楽しそう。
念願の自然に近い暮らし、味わっています。
(この背景にある山の麓に住んでる)
我が子は保育園の入園タイミングを逸し、
あいかわらず子を連れまわしながらのてんやわんやの一年でした。
私は熱をいっぱい出したけど、我が子は逞しくほとんど風邪をひかず、一安心。
しかしこんな感じで落ち着かない1年でしたので、
去年は撮影数がちょっと少なめでした。
仕事量という点では、
もう少し頑張りたかった!と物足りなさを感じているのも否めませんが、
反面、理想の暮らしに近づけたことは本当に幸運でしたし、
日々の子育てから多くのことを学んだ一年でもありました。
小さいこどもと接する仕事をする上で、
もっと言えば人を相手にする仕事をするならば、
まず、自分の家族と向き合う時間は決して無駄ではないと思っています。
母親になってから、
撮影で伺ったご家庭内での出来事が、
赤の他人のもの、というより、リアリティを持って見えるようになってきたような気がします。
今目の前で笑っているママも、こどもに優しくできない自分を責めて、昨晩は辛くて泣いてたかもしれない。
撮影中つまらなそうにしてるパパも、昨日は残業で疲れてるのかも、撮影後はいっぱい我が子と遊んでたりして。
とか。
毎年、確定申告の時期に1年の集客状況などを振り返るのですが、
1件1件が自動的に振り込まれたお給料ではなく
人との繋がりから生まれた対価なのだという実感を持ちます。
去年もたくさん東京と長野を行き来しましたが、
皆さまのおかげで、生活が変わっても、好きな仕事を今日まで続けることができています。
(ご依頼くださった方々、本当にありがとうございます・・・!)
まだまだ長野で知ってもらえる機会が少なく、
どうしても関東圏の方が潜在的なお客さまが多いこともあったり、
これからどうしたものかと考え中ではありますが・・
ともあれ、
自分のやりたいことをやっていくための軸は今後もブラさずに、
焦らず、良き出会いに期待しています!
読書報告、面白かった3冊
コロナ禍から始めた読書記録も、今年で5年経ちました。
記録を始めようと思ったのは、
とにかく今後の人生のためにも読書を習慣化したかったからなのですが。
当時は個人的に悲しい出来事も続き、
ぼーっと暇な時間ができるとネガティブになりがちだったので、
落ち込む暇があるなら、知れ!学べ!
と自分を鼓舞するように必死に読んでいました。
今では本を読むことが生活のベースにあり、
心を落ち着けるリセット時間として馴染んできました。
自分で自分をご機嫌にするために、続けてよかったと思える習慣なので、
モヤモヤしている人にはおすすめしたいです。
読破冊数は、
2020年102冊
2021年56冊
2022年33冊
2023年26冊
ときて、去年2024年は40冊でした。
今年は30冊目標でいきます。
ちなみに、私が去年読んで面白かった本を3冊ほどご紹介させてください。
”発酵”と”経済”をうまく掛け合わせていて、
今の私の興味範囲にヒットした1冊。
腐る=自然に還ること。
腐らない金や食の不自然さや、資本主義経済の危うさを身近に感じた。
菌を育てることはまるで子育て
という考え方も面白かった!
しっかり育つように土台となる環境を作ること。
ドーピングのような添加物はいらない。
自ら内なる力を蓄えられる子になるために、
親にできることは愛情をたっぷり注ぎ、
ちゃんとしたものを食べさせることくらい。
今は情報に左右されすぎたり、心配性で神経質になりすぎてしまう親御さんも多いから、、
そんなシンプルそうでなかなかできないことを、
菌を育てることと向き合ってきた著者から発せられる説得力があったな。
あと、”小商い”と言われるような、
小さくても愛が詰まったお店が、もっと増えていってほしいなと思った。
人と人との繋がりを通して価値の変換が行われる世の中が、つい一昔前にはあったはずで。
効率重視の今の世の中のシステムに疲れた我々にとって一番の”栄養”となるものって、
スムーズな物流サービスでも、
飲めば痩せる、飲めばマッチョに、的な一本でもなくて、
地域で優しさの循環が行われているような、そんな小さなお店かなと。
ちなみにこの本は、
駅に設置されていた「旅する本箱」というコーナーで見つけました。
ローカル線の駅舎にたまに古本が置いてあったりすることがあるけど、
ちょっとした隙間時間に本があるといいですよね。
そして、
駅という場所は、旅の発着地でもあり、物語が始まる場所でもある。
すごくすてきな試みだなぁと思います。
ミヒャエル・エンデさんの「モモ」は、大人になってからも何度か読んでて、お気に入りの1冊。
モモ以外を読んだことがなかったので、ずっと読みたいリストに入れつつ触れてこなかった物語に、ついに足を踏み入れた。
一度踏み入れてしまえば、そこはまさに沼。
読みながら自分がどこの世界にいるのかわからなくなりそうな、現実とファンタジーをごちゃまぜにしてくる天才だなと思った。
誰しも想像したことのある虚無の世界に、ぞっとさせらて、途中何も考えたくなくなるけど、
もっと面白いことが先に待ってるかもしれないからと、怖いもの見たさで先が読みたくなります。
実はまだ上巻しか読んでない..!
この先どうなるか楽しみだ。
まさか自分がこんな難しそうな本を手に取るようになるとは思ってなかった!笑
けど、現代語訳でふつうに読みやすくて、なぜかスカッとする1冊。
気に入らない上司や職場がある人なんかにもピッタリなんじゃないかしら。
政治とか歴史とかに精通していなくても、
1項1項、自分ごとに捉えられる箇所が必ずあって。
こんな時代にこんなことを言ってくれる人がいたのか、、
逆に言えば現代になってもまだ愚は愚のままか・・。
こういう忖度なく堂々としたおじさんが今の時代にいたらいいのになぁ笑
人から勧められたものや、今読んでいる本の著者が影響を受けた作品を転々としていくのも好きなので、
近頃こんな良本に出会ったよ!という方がいたら、ぜひ気軽におすすめ教えてほしいです!
新しい挑戦
さくらふ写真の経営理念として掲げているのは、
「自分の表現で人を笑顔にすること」。
さらに言えば、
出会った人たちの家庭内が平和であってほしいと願っています。
いつだか忘れましたが、わりと小さい頃に見た映画「ペイフォワード」。
知ってますか?
私はこの映画から受けとったメッセージが、わりと心の奥底に強く刻まれています。
ぐぐったら2000年発表のわりと古い作品みたいです。
とある学校の課題で、
「自分が受けた善意を、相手へ恩返すのではなく、別の誰か3人へ渡す。」
という提案を思いついた少年のお話。
”恩送り”という考え方がとてもいいなと思って。
自分にできることは小さいことでも、
巡り巡ってそれが大きな世界の平和にも繋がっていくことを信じてみたいと、未熟者ながらも思ったものです。
家族写真の現場は、
ただ写真を撮ることだけが正解ではないと思っていて。
時に選択にものすごく迷います。
こどもの未来を優先すべきか、
親御さんの希望を優先すべきか、
家族間の絶妙な距離感に自分がどこまで入るべきか・・などなど。
人と本気で向き合えば向き合うほど、正解がわからなくなります。
自分の至らなさ痛感することもあるし、
他人をどうこうするものじゃないかもしれない。
何よりたった1回きり、
たった1時間やら3時間やらで解決しようとすること自体、無謀なのではと。
だらだらしてしまったけど、
要は言いたいことは、
家族写真の良さを感じているけれど、
一方で家族写真では行き届かないところがある。
そもそも家族写真を撮る人は実はかなり少数派で、届けられる範囲に限界がある。
なので、
フォトグラファーとは別の分野で、
新たなチャレンジをしたいという思いが高まってきています。
経営理念、やりたいことの軸は変わらずに、
もちろん家族写真はこれからも続けていきながら、
写真以外の表現方法を模索してみようと思っています。
そのための第一歩を、今年は踏むことが目標です!
まだ実現できるか自信がないのですが・・
焦らず着実に、小さいことでもがんばってみますので、
どうかこっそりでもいいので応援よろしくお願いします・・!
今年の抱負
自己満に綴っているブログを、ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。
最後に今年の抱負をばばばーっと。
・新しい分野に挑戦する
・今までの私だったら・・・という考え方を減らして、周りの意見に素直に従ってみる
・友達をつくる!笑(同じ思いをもった人と出会いたい)
・和菓子作り(練り切り作れるくらいになる)
・風邪は年3回まで!(保湿、寝る、休む)
・お庭をきれいにしていく(山野草、ミニ畑づくり)
・ががーっと短期集中の勉強をしてみる(お酒とか和菓子とか)
・音楽(ライブに行く、楽器を弾く)、芸術全般に惜しみなく投資する
・保育園入園前の3ヶ月間、我が子との時間をめいいっぱい楽しむ
・相方と二人で飲みにいく、を2ヶ月に1回くらいは取れるようにする
・多忙な時期こそ夫婦での対話を大切にする
・ユーモアを差しこんでいく(シリアスになりすぎない)
・体を引き締める!(糖質減らして、運動運動)
・最低1回は海外旅へいく
・たくさん登山、トレッキング、散歩する
以前のブログで、
「そもそも生活というは仕事と家庭というざっくり2つのカテゴリーだけで分類できるものじゃない」
と書いていたのですが、
この先の目標としては、
”暮らし”のグラデーションを豊かにしていくイメージを持っています。
育児、家事、仕事、以上。
という分け方だけじゃなくて、
どれも相互につながっていくものです。
なんら無駄だと思える時間も、何かにつながっていくし、どんな選択も自分を構成するものだから。
今年もやりたいことがいっぱいあります。
ほんのささいな小さなことから、ちょっと大きめな挑戦まで。
事前に計画することで叶う未来も大いにあるだろうし、
その都度心動く方へ身を委ねることで、
予想もしない景色が見れることもあるだろうし。
どっちもいいな!と思うので、
あれやこれや考えすぎたり、
考えずに動いたりしながら、
今年も我が人生、実りある1年にしていこうと思います。
みなさんにとっても良い一年になりますように。
いや、まずは今日1日が良い日になるよう、かげながら願ってます^^